
「料理は心を整え、自分の土台を作る」土井 善晴(料理研究家、フードプロデューサー)
タモリさんのレシピは数あれど、一番お世話になっているのが、「タモリ式(タモリ流)生姜焼」き。「お肉が硬くなる」「タレが絡まない」といった生姜焼きのよくある悩みを解決してくれる、非常に理にかなったレシピです。
最大の特徴は「お肉をタレに漬け込まないこと」。これによって、安いお肉でも驚くほど柔らかく仕上がります。
タモリ式生姜焼きを成功させる「3つの極意」と、具体的な作り方をご紹介します。
タモリ式生姜焼き 3つの極意
- タレに漬け込まない
お肉をあらかじめタレに漬け込むと、塩分の浸透圧で肉の水分が抜け、硬くなってしまいます。タモリ式では焼く直前までお肉とタレを合わせません。 - 小麦粉をまぶす
お肉の両面に薄く小麦粉をまぶすことで、肉の旨みと水分を閉じ込めます。さらに、タレを入れたときに小麦粉が自然な「とろみ」を生み出し、お肉にタレがしっかり絡みます。 - 油は引かずに焼く
豚肉自体から十分な脂が出るため、フライパンに油は引きません。これで脂っぽくなりすぎるのを防ぎます。
材料(2人分)
- 豚肉(生姜焼き用、または豚バラ肉): 200g程度(6枚前後)
※私は豚こまを使います。細かいほうがタレが肉によく絡むと思うのと、生姜焼き用より薄く火の通りが速いです。
ただし、タモリさんの言うように「良い肉を使う」のが最大のポイントだと思います(笑)。 - 玉ねぎ: 1/2〜1個
- 小麦粉: 適量
- 【合わせタレ】ちょっと甘いのがタモリ式生姜焼きの特徴です
- 生姜: 1カケ(皮ごとすりおろす)
- 醤油: 大さじ3
- みりん: 大さじ2
- 酒: 大さじ1
- 砂糖: 小さじ1
作り方
1.タレを合わせておく
生姜は皮ごとすりおろす(重要)。ボウルに醤油、みりん、酒、砂糖、すりおろした生姜を入れてしっかりと混ぜ合わせておきます。生姜は皮の近くに香りの成分が多いため、よく洗って皮ごとすりおろすのがタモリ流です。
2.玉ねぎをスライスする
玉ねぎをお好みの厚さにスライスします。タモリさんいわく「生姜焼きは半分は豚肉、半分は玉ねぎを食う料理」とのことなので、たっぷりめに入れるのもおすすめです。
3.豚肉に小麦粉をまぶす
豚肉の両面に小麦粉を薄く均等にまぶします。つけすぎるとドロドロになってしまうので、軽くはたいて薄化粧にするのがポイントです。
4.油を引かずに豚肉を焼く
中火。テフロン加工などの焦げ付きにくいフライパンを中火で熱し、油を引かずに豚肉を広げて並べます。
5.裏返して玉ねぎを加える:
肉の表面の色が白っぽく変わってきたら裏返します。そこにスライスした玉ねぎを加えます。
6.タレを一気に絡める
玉ねぎが少ししんなりしてきたら、最初に混ぜておいた【合わせタレ】を一気に流し入れます。小麦粉の効果でタレにとろみがつき、全体にしっかり絡めば完成です。焼きすぎるとお肉が硬くなるので、手早く仕上げましょう。
時間をかけず簡単に作れるのがタモリ式の料理の特徴です。ご飯に合いますよ!
ワンポイントアドバイス:
千切りキャベツを添えて、タレごと盛り付けるのが王道です。タレを吸ったキャベツも絶品のおかずになりますよ。
