台北の街は、美味しいものを求めて歩き回ると、1日2万歩を超えることも珍しくない。突然の雨の中でGoogleマップを開きながら路地裏のお店を探す——そんな状況で、装備は極限まで軽くあるべきだ。

01 / なぜeSIMか
もうモバイルWi-Fiには戻れない
長らく海外旅行の定番だった「レンタルWi-Fiルーター」を、私は手放した。両者の決定的な差は、旅行中の手間の質と量にある。
レンタルWi-Fi
- ルーター本体を常時携帯
- モバイルバッテリーが別途必要
- 帰国時、疲弊した状態でカウンター返却
- 複数人で使えるのは利点
eSIM
- 物理的な機器はゼロ
- 返却の手間もゼロ
- 日本を出る前に設定完了
- 着陸直後から繋がる
02 / メリットと唯一のデメリット
知っておくべきことは、ひとつだけ
- 物理SIMカードの紛失リスクがゼロ
- 出発前・自宅でインストール完了、現地到着即接続
- SIMピン不要、差し替え不要
唯一のデメリット:現地の電話番号は使えない
旅行用eSIMは「データ通信専用」。音声通話・SMSは付与されない。ただし、レストラン予約はホテルフロントに、同行者との通話はLINEで、Uberドライバーとのやりとりはアプリ内で——実用上の問題はほぼない。
03 / 仕組み
「どの会社が一番繋がる?」は、的外れな質問だ
eSIMプロバイダーは自前のアンテナを持っていない。台湾の三大キャリア(中華電信など)の回線をローミングで借りて通信する仕組みだ。
台北市内の人口カバー率はどのキャリアもほぼ100%。地下鉄でも路地裏でも、「A社だから圏外」という物理的な差は生じない。つながりやすさで選ぶ必要はない。
04 / サービス比較
5社を比較して、2社に絞り込んだ理由
つながりやすさに差がないなら、選ぶ基準は「設定のしやすさ(UX)」と「価格」だけだ。
| サービス | 価格目安(1GB/7日) | 設定方法 | サポート |
|---|---|---|---|
| Airalo 推奨 | 約700円 | アプリで完結 | 英語(アプリは日本語) |
| trifa 推奨 | 約900円 | アプリで完結 | 24時間 日本語チャット |
| エアトリeSIM | 約800円〜 | QRコード読込 | 日本語あり |
| きもちeSIM | 約600円〜 | QRコード読込 | LINEサポート |
| WorldeSIM | 約700円〜 | QRコード読込 | 日本語あり |
05 / 購入前に確認
あなたのスマホは対応しているか?
購入前に、以下の2点を必ず確認してほしい。
- eSIM対応機種であること(iPhoneならXS/XR以降、SE第2世代以降など)
- SIMロックが解除されていること(設定 → 一般 → 情報 →「SIMロックなし」で確認)
06 / 最適解
2社の特徴と、あなたへのおすすめ理由
コスパ最優先
Airalo
世界標準のeSIM。コスパとUXのバランスで選ぶなら、現時点での論理的な最適解はAiraloだ。世界200カ国以上に対応する、文字通りのグローバルスタンダード。
台湾では台湾最大手キャリア「中華電信(Chunghwa Telecom)」の回線に接続。台北市内はもちろん、地下鉄・路地裏でも5Gが利用できる。
お試し
1GB
7日間
約500円〜
1〜2泊の短期向け
人気
3GB
30日間
約800円〜
3〜5日の旅行に最適
安心を買いたい人へ
trifa
同じアプリ完結型。24時間365日の日本語チャットサポートが、初めてのeSIMへの不安を消す。
07 / 設定手順
拍子抜けするほど簡単な、3ステップ
1
出発前(日本)
アプリをダウンロードし、プランを購入・インストール。自宅のWi-Fiで完結する。
2
機内
日本の回線(主回線)をオフにしておく。
3
台湾到着後
設定からeSIM回線をオン。松山もしくは桃園空港に着陸し、シートベルトのサインが消える頃には、もう繋がっている。
準備完了
さぁ、台北の街に出発しよう!
