顔を上げないと前を向けない。

2026年サッカーワールトカップが始まっている。日韓ワールドカップの時はアルゼンチンvsイングランドを見に行ったり、まだそれほど人のいなかった渋谷で応援したりなどしていたが、ジーコが監督になった頃から大きな大会しか日本代表の試合を見ていなかった。

今回もこれまでと似たような代表と思っていたが、オランダ戦で驚いた。面白い。時に「タイパが悪い」という意味のわからない難癖をつけられるサッカーだが濃密な90分。続くチュニジア戦も良かった。スウェーデン戦はロングボールの撃ち合いになって寝た。それでも前田のゴールは良かった。サッカーってこんなにおもしろかったのかと再認識した。

いつの間にか戦術や決まり事が進化していて、5レーンや可変式ポジションなどが当たり前になっていて(5レーンはアオアシだけの世界かと思っていた)それを実直に行う日本代表(特に堂安)は本当に好きだった。

そして今日のブラジル戦。点差以上に実力差を見せつけられた。よく2点で収まった。それくらい本気のブラジルはすごかった。玉田が1点取った後のブラジルを思い出した。そして、ロナウドをマンツーで止めた本気の福西のすごさも思い出した(今日はNHKのスタジオにいた)。やっぱりサッカーって面白い。

アジア枠はもっと減らすべきだし、今回のグループ3位上位8チームを残す、20分の給水タイムも全くもって反対だが、サッカーの持つ奥深さとその引力に引き寄せられた。前半のハイドレーションタイムまでの時間がどれだけ長く感じたか。佐野海舟のゴールに深夜声を上げてしまったか。朝5時になっても悔しさで寝付けなかった。

サッカー日本代表はとても強くなった。自信もついてきた。今回はくじ運やけが人が多かった。でも強くなったおかげで、世界との差がはっきりと分かってきた。まだ強くなれる。男子も女子と同じようにいつか世界一になれるんじゃないか。漫画の世界だけだと思っていた景色が4大会後くらいには見ることができるのではないか。

そう思わせてくれるW杯であり、4試合であり、そして実に気持ちの良い良いチームだった。

この記事を書いた人

妻と愛犬ジェイド(女の子)と暮らしています。 老眼鏡を新調したのを機に、積読していた本を少しずつ読み始めました。

派手な生活ではありませんが、犬と眼鏡と本と音楽とコーヒーあれば十分。そんな日々の断片を、記憶がわりに書き留めています。