野菜がたっぷり摂れるラタトゥイユは、食卓に彩りも加えてくれる嬉しいメニューですよね。今回は、フランス料理の巨匠、辻仁成さんのレシピを参考に、私なりに「Tune」したラタトゥイユをご紹介します。
ただ野菜を煮込むだけでなく、食べ応えのある鶏むね肉と、シャキシャキとした食感が楽しい蓮根をプラス。さらに、温かいままでも美味しいのですが、冷やしていただくことで、味がぎゅっと凝縮され、メインディッシュにもなるごちそうラタトゥイユに仕上がりました。
冷蔵庫で冷やせば日持ちもするので、作り置きにもぴったりです。たっぷり作っておけば、忙しい日の食卓や、ちょっとしたおもてなしにも活躍してくれますよ。

鶏むね肉と蓮根が主役!ラタトゥイユを美味しく作る3つのコツ
- 材料はじっくり炒めて旨みを引き出す
それぞれの野菜と鶏むね肉を丁寧に炒めることで、素材本来の甘みや香ばしさが引き出され、煮込んだ時の奥深さが格段にアップします。焦げ付かないよう、じっくりと火を通すのがポイントです。 - 煮込みは1時間を目安に、野菜の形を残しつつ味を染み込ませる
弱火でコトコト煮込むことで、野菜はとろりと柔らかくなり、鶏むね肉にも味がしっかり染み込みます。落し蓋をすることで、水分が均一に循環し、煮崩れを防ぎながら全体に味をなじませることができます。 - 食べるまで冷まして味をなじませる
出来立てアツアツも美味しいですが、一度冷ますことで味が素材に染み込み、さらに美味しくなります。冷蔵庫で一晩寝かせると、まるでデリの総菜のような深みと一体感が生まれます。
材料(4人分)
- ズッキーニ:1本
- なす:2個
- パプリカ:1個
- 玉ねぎ:1個(大)
- 鶏むね肉:300g
- れんこん:適量(水煮したものでもOK)
- にんにく:2片
- オリーブオイル:適量
- トマトピューレ:400g
- 水:200ml
- ローリエ:2枚
- 塩、こしょう:お好みで
- タイム:お好みで
作り方
1. 野菜と肉を切る
ズッキーニは1cm幅の半月切りに、なすは輪切り、パプリカと玉ねぎはくし切りにします。れんこんは一口大に切り分けましょう。鶏むね肉は、シチューやカレーに入れるような一口大に切ります。
2. それぞれの材料を炒める
鍋にオリーブオイルをひき、切った野菜(ズッキーニ、なす、パプリカ、玉ねぎ、れんこん)を種類ごとに分けて、それぞれじっくりと火が通るまで炒めます。炒めたら、別の皿に移しておきましょう。こうすることで、それぞれの野菜の旨みが引き立ちます。
3. にんにくの香りを出す
同じ鍋にオリーブオイルを足し、潰したにんにくを入れて弱火にかけます。にんにくが焦げ付かないよう、じっくりと香りをオイルに移してください。
4. 材料を加えて煮込む
にんにくの香りが立ってきたら、鶏むね肉と、炒めておいた野菜を鍋に入れます。トマトピューレと水200mlを加え、ローリエ2枚を入れましょう。中火でふつふつとするまで加熱します。
5. 弱火でじっくり煮込む
鍋の底から小さな泡がポコポコと出てきたら、落し蓋をして、やや強めの弱火に調整します。そのまま1時間ほどじっくりと煮込んでください。水分が全体の2/3くらいになったら火を止めます。
6. 味を調えて完成
塩こしょうで味を調えたら完成です。お好みでタイムを振りかけても良いでしょう。温かいままでも美味しいですが、粗熱が取れたら冷蔵庫でしっかりと冷ましてみてください。
アレンジと実感
このラタトゥイユは、冷やしていただくのが特におすすめです。冷蔵庫で一晩寝かせると、野菜と鶏むね肉、トマトの旨みが一体となり、味わいにぐっと深みが増します。食べる直前にタイムをかけるのも風味が増して美味しいですよ。
蓮根を加えたことで、柔らかくなった他の野菜との食感のコントラストが生まれて、飽きずに最後まで楽しめます。鶏むね肉もパサつきがちなイメージがありますが、じっくり煮込むことでしっとり柔らかくなり、食べ応えも十分です。
そのままバゲットと一緒に、ワインのお供にもぴったり。たくさん作って余ったら、冷製パスタのソースにしたり、オムレツの具にしたりと、様々なアレンジが楽しめます。残暑厳しい夏の日のランチにも、ひんやり冷たいラタトゥイユは体が喜ぶ一品になりますよ。
野菜と肉の旨みが凝縮された、私なりの「Tune」ラタトゥイユ。ぜひ一度試してみてください。
