
最近河出書房で復刊、「あの本、読みました?」 で吉本ばななさんがおすすめして知りました。
1968年に書かれたとは思えない瑞々しい文章。まだ戦争の残り香が日本にあり、ニューギニアは独立まであと2年。資本主義がどんどん流入していく中で、人類学を研究する人の逞しさは、それほど深く考えずにきてしまった著者。
引き戻せない状況と、その土地に馴染む過程、自分の役割を見つけて打ちのめされた自分に自分で価値を認める(パンツを縫うこと)、帰国してからのオチ。全てが弾けるような感動と驚きに満ち溢れている。
「Midnight Pizza Cliub」を読むなら先にこっちを読んだ方がおすすめ。小説や脚本だけじゃなく紀行文まで書くことができる才能に打ちのめされる。
