
100年後の独立戦争
SFとちょっとミステリ。ドラマとの連動企画だったからか落とし所もこれまでの小川哲氏的ではなく堅実な印象。でも面白くないということではない。というかドラマの100倍良い。「あの本、読みました?」のインタビューでは、アメリカの独立戦争が未来で起きたら、が着想だったとのこと。
今を生きても求められるのは目的により効率や速さでないこともあるし、適切解へのアプローチも様々な方法がある。逆転の発想や複眼的な考え方も多様性の一つ。空の色が違っていても、重力が異なっているとしても、同じ景色を見れなくても、名前や考え方が違っていても、たとえ10分後に気持ちが伝わったとしても、誰かを想う気持ちは同じ。いや、離れる以上に強くなるのかもしれない。
ーだから俺たちなんだ。何もわからず、何も持たず、先の見えない不安と、根拠のない希望だけを持って火星に生きている。俺たちがこの星に住む人々を応援するのだ。
