【感想】女二人のニューギニア(有吉 佐和子 著)ー有吉佐和子はやはり天才

女二人のニューギニア
女二人のニューギニア

最近河出書房で復刊、「あの本、読みました?」 で吉本ばななさんがおすすめして知りました。

1968年に書かれたとは思えない瑞々しい文章。まだ戦争の残り香が日本にあり、ニューギニアは独立まであと2年。資本主義がどんどん流入していく中で、人類学を研究する人の逞しさは、それほど深く考えずにきてしまった著者。


引き戻せない状況と、その土地に馴染む過程、自分の役割を見つけて打ちのめされた自分に自分で価値を認める(パンツを縫うこと)、帰国してからのオチ。全てが弾けるような感動と驚きに満ち溢れている。


「Midnight Pizza Cliub」を読むなら先にこっちを読んだ方がおすすめ。小説や脚本だけじゃなく紀行文まで書くことができる才能に打ちのめされる。

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この記事を書いた人

妻と愛犬ジェイド(女の子)と暮らしています。 老眼鏡を新調したのを機に、積読していた本を少しずつ読み始めました。

派手な生活ではありませんが、犬と眼鏡と本と音楽とコーヒーあれば十分。そんな日々の断片を、記憶がわりに書き留めています。