犬のてんかんについて正しく知ってほしいこと

3月26日はパープルデー。パープルデーとはてんかんについて考えるきっかけになる一日だ。

カナダに住む一人の女の子、キャシディ―・メーガンさんが始めたこのキャンペーンは、いまや世界中に賛同の輪が広がっています。

この日、世界各国の人が、てんかんをもつ人への応援のメッセージを込めて「紫色のもの」を身につけます。 また、講演会や音楽イベントのように皆が楽しみながらてんかんへの理解を深められるようなイベントが各地で開催されています。

一般社団法人 Purple Day Japanのホームページより

我が家の愛犬ジェイドも2歳の時にてんかんを発症した。ドッグランに行こうとしていた途中、外で突然痙攣を起こし泡を吹き、失禁と脱糞。

初めての経験で動揺したが、すぐに休日でもやっている病院に行き、鎮静剤をうってもらい、1週間後にMRIを撮りに別の専門機関へ。MRIを撮る前にも何回か痙攣発作を起こしており、水頭症や脳腫瘍などがないことを確認して特発性てんかんと診断された。

診断後は、投薬(コンセーブ)開始。血中濃度を確認しながら量を調整。急遽飛び込みでお世話になっていた病院で、この後、1週間に数回のてんかんがおさまらないこともあり、イーケプラを服用。

しかしイーケプラはコスト面での負担が大きく、他の方法がないかかかりつけの病院に相談。ジェイドも慣れているかかりつけの病院に戻し、コンセーブと臭化カリウムの二種の投薬を開始した。

時々、薬は肝臓にダメージを与えるからと避ける人がいるが、てんかんにかんしてはそのような悠長なことは言ってられない。またコンセーブは比較的肝臓にダメージを与えにくいと獣医師に説明された。

この後も一ヶ月に2~3日、一日1~2回の頻度で発作を起こす。ネットで検索すると犬や猫のてんかんに関する様々な情報が出てくるが、やはり1stチョイスは薬。観察し発作の記録をしていると、ジェイドの場合、気圧の上昇とてんかんに関係性がありそうだ。

実は近所にいた1歳の時にてんかんを発症した大型犬が先日2歳で亡くなった。この飼い主は反投薬派で発作が起きた時に鎮静剤の座薬をさすだけで、適切な投薬治療をしていなかった。何度も投薬の話をしたが聞いてはもらえず、最後の日、その大型犬は一日ずっとてんかん発作を起こし、その影響で生命を落とした。

2~3回連続で続いたらすぐに病院に行かないと危険なのに、ただ座薬をさしていただけ…。最初の発作が起きてから1年で亡くなってしまった。同じてんかんの子をもつ飼い主として、もっとできたことがあったんじゃないかと、悲しいというよりもとても悔しかった。

たしかにてんかんはずっと付き合い続けなくてはいけない疾患だが、適切な対応をしていれば大変なことはあるが、長く愛犬との生活を送ることができる。もちろん愛犬、愛猫がてんかんじゃないことが一番。でも起こる可能性は0ではない以上、知っておいても良いかもしれない。

僕はジェイドがてんかんになったことは不運だったけど決して不幸ではないと思っている。

この記事を書いた人

妻と愛犬ジェイド(女の子)と暮らしています。 老眼鏡を新調したのを機に、積読していた本を少しずつ読み始めました。

派手な生活ではありませんが、犬と眼鏡と本と音楽とコーヒーあれば十分。そんな日々の断片を、記憶がわりに書き留めています。