
我が家はDINKSなので家事の量は少ない方だと思う。私がフルリモートに近い形で働いているので、一人で家事の約8割(料理、洗濯、掃除)を賄っているのが実情。決めたわけじゃなく、自分がやらないと散らかり放題になるので、なんとなくこうなっている。ワンオペじゃないだけマシなんだろうが、納得できないところはあるし、やはり家事は億劫で面倒くさい。
料理は献立さえ決まれば楽しいし、洗濯も洗濯機のおかげで楽(畳むのだけが苦痛だが)。そう、私が一番苦手なのが、掃除と洗い物なのである。
代替手段を検討も導入は先送り
今は機械も進化しており、全部自動化すれば楽なのだが、食洗機を設置するにはキッチンが狭く、自動掃除機は犬がいるため導入できない(随分昔のルンバがいたのですが、犬が怖がり廃棄した)。
妻に手伝いを依頼した時はやるが、自らはほとんどやらないし、継続しない。
特に洗い物に関しては、学生の頃、皿洗いのバイトをしていたので作業感覚で苦手意識はそれほどなかったはずなのだが、やはり家事には対価が生まれないからなのか、苦痛になってきた。イヤホンをして音楽を聴きながら洗うなど工夫したのだが、まず洗い物自体にに向き合うことに時間がかかる。足が重い。
夕飯に使った食器が翌日の昼過ぎまでそのまま、なんてことは日常。本当は匂いもするし嫌なのだが(妻は気にならない様子)つい後回しにしてしまう。こんな状況をもう20年近く続けてきた。
ある日、考え方を変えたら突然、楽になった
ここで話は変わるのだが、今年からダイエットのために週2でランニングを始めた。ランニングには「LSD(Long Slow Distance)」というトレーニングがあり、その名の通り「長く、ゆっくり、距離を走る」練習のことを指す。
この「ゆっくり」を家事(洗い物)にふと取り入れてみた。速くなくて良い、どちらかというと「ゆっくりやろう」ということを意識した。そうすると洗い物が苦痛でなくなったのである。これには自分のことながら驚いた。
なぜこんなに楽になったのか考えてみた。これまでは「効率的に」「速く終わらせなければならない」と勝手に思っていたのではないだろうか。「ゆっくりやる」ことを目的とすると、とても気持ちが楽になったのだ。
色々調べてみると、家事疲れの原因の一つとして「完全主義」があるらしい。そのため辛くなってしまうので、その対処として「一度にまとめて、はやめよう」「80%で良い」などのアドバイスは巷に溢れている。一方で「ゆっくりやることを目的とする」というのはまだ見たことがない(あったらすいません、私が見つけられませんでした)。
「ゆっくりやることを目的とする」ことに自分で気づけたのはとても大きいマインドセットだった。
自分が思うより、もっと「ゆっくり」
もしあなたが、家事が億劫と感じていて、その対処について悩んでいるようだったら、この「ゆっくりやることを目的にする」という考え方を取りいれてみてはいかがだろうか?あなたがゆっくりと感じているよりも、意図的にもっと遅くすることを意識してほしい。結果、洗い物が終わっていたり、掃除ができていれば良いのだ。
ゆっくりやるメリットは気持ちが楽になる以外に、当たり前だが作業が丁寧になっていて洗い残しがなくなる(私は結構、泡が残っていてもう一度すすぎ直すことがよくあった)。大切なのでもう一度書きます。「自分のペースじゃなく、自分が思っているよりゆっくりやること」。
これだけで家事の向き合い方が変わればラッキーではないだろうか。時短のための道具、ハックするためのスキルを取り入れるよりもお金も時間もかからない。
そして、もしかするとこの「ゆっくりやることを目的」とする考え方は他にも転用できるかもしれないと思うのだった。
