【レビュー】Anker Soundcore V20i ‐ ランニング用イヤホンをコスパで選んでみた結果

ランニング中のBGM、どうしていますか?

50歳になり運動不足を痛感する今、8年前になんとなく止めてしまったランニングを再開しました。当時のように速さを追求するのは難しいので、マイペースにゆっくり走るファンランです。というわけで、モチベーションアップと気分転換のためにランニングのお供となるイヤホンを探し始めました。

調べてみると、ランニング用イヤホンの選び方にはいくつか基準があることが分かりました。

  • 安全性:車の音などが聞こえる「耳を塞がない(オープンイヤー)」形状
  • 防水性:汗や急な雨に耐えられる「IPX4」以上の性能
  • フィット感:走る振動でズレたり落ちたりしない構造

ここ数年、これらの条件を満たすランニング用イヤホンといえば「骨伝導(Shokzなど)」が主流のようです。確かに性能は素晴らしいのですが、ランニングギアに1万円〜2万円を出すのは、少し勇気がいります。

もっと気楽に使えて、安全のために外音も聞こえて、走っている最中にズレたりしないものはないか。 そんな条件で探していて辿り着いたのが、Ankerのオープンイヤー型「Soundcore V20i」でした。

Ankerオープンイヤー型「Soundcore V20i」
Ankerオープンイヤー型「Soundcore V20i」

5,000円台というエントリー価格ですが、実際に使ってみると「自分の用途ならこれで十分」と思える実用性がありました。実際にランニングで使用して分かったメリットと、気になった点をご紹介します。

「耳に合わせて固定する」可動式フックが秀逸

オープンイヤー型のイヤホンを使っていてストレスになるのが、「サイズが合わなくて浮く」か「締め付けがキツくて痛い」というフィット感の問題です。

バンド一体型は安定しますが頭のサイズや形に左右されることがあり、独立した耳掛け型は開放的ですが、走るとプラプラ揺れて不安になることがあります。

V20iを使って感心したのは、このフィット感へのアプローチです。 イヤーフックの位置を前後に移動させることができます。

フックを伸ばして耳の根元に滑り込ませ、ちょうどいいところでピタッと止める。するとイヤホンが耳の形に合わせてロックされます。 「耳に掛ける」だけでなく「寄せて固定する」構造のおかげで、走っていてもイヤホンが暴れたりズレたりするストレスを感じませんでした。単純な仕組みですが、とても理にかなっています。

オープンイヤーならではの安全性と心地よい開放感

V20iは骨伝導ではなく、耳元に小さなスピーカーが浮いている「空気伝導」のオープンイヤー型です。

骨伝導イヤホンは音量を上げるとこめかみがブルブルと震える感覚があり、それが苦手という人も少なくありません。空気伝導であるV20iには、あの物理的な振動がないため、長時間の使用でも自然な聴き心地です。

音質に関しては、低音が控えめになりがちなオープンイヤーですが、アプリのイコライザー機能で「BassUp」をオンにすると、ベースラインやドラムのキック音がしっかり輪郭を持ちます。5,000円台のスポーツ用イヤホンとしては十分な音質だと感じました。

もちろん、静かな部屋で聴けば音漏れはしますし、耳を塞ぐカナル型のような没入感はありません。ただ、外を走る分には環境音(近づく車や自転車の音)がしっかり聞こえるため安全です。「自分だけのBGMが鳴っている空間」を走っているような、心地よい開放感があります。

5,000円台だからこそ、気兼ねなくガシガシ使える

ランニング用のガジェットは、汗や突然の雨、うっかり落としてしまうリスクなど、意外と過酷な環境に晒されます。

2万円の高級機だとどうしても扱いが慎重になってしまいますが、5,000円台のV20iなら、良い意味で気兼ねなく道具として使い倒せます。

ランニング向けとして推奨される「IPX4」を上回る「IP55(防塵防水)」に対応しているため、走り終わった後は濡れたタオルで汗をサッと拭き取ってケースに戻すだけ。この「お手入れの気楽さ」も、ランニングを継続する上では大切なポイントです。

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実際に走って気になった点と、その解決策

しばらく使ってみて、一つ気になった点もありました。それはイヤホン本体の「タッチ操作」です。 走っている最中にポジションを直そうと指が触れた際、意図せず音楽が止まってしまうなど、初期設定だと使いづらい場面がありました。

ただ、これは専用アプリの設定で解決できます。

アプリのコントロール設定から「1回タップ」のアクションを無効化し、2回タップや長押しに操作を割り当てることで、走っている最中の誤操作はほぼなくなりました。アプリで自分好みにカスタマイズできるのはAnker製品の強みですね。

バッテリーに関しても「10分充電で1時間再生」という急速充電スペックは、人によっては少し物足りないと感じるかもしれませんが、フル充電で最大36時間(ケース込み)再生できるため、週に数回走る程度であればバッテリー切れの心配はほとんどありません。

まとめ

骨伝導方式にこだわらない方であれば、このSoundcore V20iはランニング用イヤホンとして賢い選択肢の一つになると思います。

  • 自分の耳に合わせて調整できるフィット感
  • 振動のない自然なリスニング体験
  • 周囲の音が聞こえる安全性(IP55防塵防水対応)
  • お財布に優しい価格設定

イヤホンの予算を抑えた分で、新しいランニングシューズやウェアを検討する。そんな風に「ランニングライフ全体の質」を上げる選択も、悪くないのではないでしょうか。

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この記事を書いた人

妻と愛犬ジェイド(女の子)と暮らしています。 老眼鏡を新調したのを機に、積読していた本を少しずつ読み始めました。

派手な生活ではありませんが、犬と眼鏡と本と音楽とコーヒーあれば十分。そんな日々の断片を、記憶がわりに書き留めています。