きみは白鳥の死体を踏んだことがあるか(下駄で)(宮藤官九郎/太田出版)

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青春群像劇の金字塔、ここに現れる

郷愁と苦渋と恥辱にまみれた男が立ち上がる。その名は、宮藤(みやふじ)。宮城の男。自伝的恥小説で、内容は下ねたのオンパレードだが、確実に同じものを見て、聞いて、読んだ世代にはハートをずっきゅんと射抜かれる。

あまりにもハードすぎる下ねたに引く人も多いと思うし、この人が「あまちゃん」を書いてた人なわけねぇべと思うだろうがこれが本当のクドカンだ!


もてない男子よ(俺も含め)、立ち上がれ、目の前の藁を握って。呼び起こせ、下ねたから沸きあがるその熱い思いを。って内容ほとんど合ってないようなものだけど、それでもクドカンワールドにノゲイラばりにひきづりこまれて
あえなくタップ。

読むスピードは加速し(内容が無いから)、あとには何も残らない。宮藤△としか言えない。人には絶対に勧めないけど、見つけてしまったのなら読むべき一冊。彼がどうしてこのような才能を開花させたか、その片鱗に触れることが出来る。

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この記事を書いた人

老眼鏡を作ったら本を読むことがもっと楽しくなりました。保護犬を迎えたら仕事重視だった人生が変わりました。
犬のこと、日々のこと、旅したところ、好きな本、興味のあるものについて書き連ねていきます。

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